《 四柱推命について 》  
                
開運アドバイザー 朝木 優



  「東洋占術の王者」と称される四柱推命ですが、皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか?
やはり、なにやら古色蒼然、難解で取っつきにくい(?)と思われる方が 多数派かもしれませんね。

  四柱推命は西洋占星術などと同じく、生年月日時を特有のシンボルに置き換えた図をもとに人を
占う占術です。西洋占星術で使う図はホロスコープチャートと呼ばれ、お馴染みのギリシア神話や
実在する天体を表す記号にもとづく、幾何学的で美しい抽象画風の図です。
  
  一方、四柱推命では「命式(めいしき)」という図表を作りますが、こちらは枠の中に漢字のみが
書かれたシンプルで地味なものです。しかも、そこには字面からは何のことか解らない
特殊な術語が並んでいたりします。たしかに四柱推命は見かけ上、
いささか損をしているような気がします。ですが、四柱推命がいまだに
「王者」として君臨しているのは、この占術がその名の通り「命運を推し量る」力量の点で、
依然シャープな切れ味を有し、高い信頼係数を得ている証と言えるでしょう。
 
   四柱推命という名前は実は日本で付けられたもので、中国では「子平(しへい)」とか
「八字(はちじ)」と呼ばれています。起源は古代中国に遡るたいへん古い歴史を持つ占術ですが、
仕組みが完成したのは近代、宗王朝以降になってからで、四柱推命のバイブルとされる
「淵海子平(えんかいしへい)」や「滴天髄(てきてんずい)」が書かれたのもこの頃です。

   四柱推命では出生時間を命式図に変換する際、干支(えと)で知られる十干(じっかん)と
十二支(じゅうにし)記号を使います。皆さんよくご存じの甲、乙、丙、丁…や子、
丑、寅、卯…というあれですね。これら十干十二支を、二文字一組で年、月、日、時の4つに
区切った表に当てはめた形から、四つの柱=四柱の名が生まれました。
  十干十二支のうち、十二支はウサギやヒツジなど動物のキャラクターでも表されますので、
誰もが親しみを持っている記号と思います。ところが、元来は暦(こよみ)の日や月を
数える単なる序数詞で、それ以外の概念を示すものではありませんでした。
 
   しかし、四柱推命の理論が発展する途上において、陰陽説、五行説などの自然哲学や
社会哲学が取り込まれ、干支(かんし)は数の表示機能だけでなく、複雑多様な概念を含んだ
万物のシンボルへと変化していったのです。
                                               
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